レスキューNo:68
性別:メス
生まれた年:2023年
名前の由来:
テノム地区出身の方が保護したことから名付けられました。
保護背景:
テノムは、ボーフォート・シピタン境界近くの村で小さなケージに入れられて売られていました。テノム出身の男性がそれを見かけ、村人からRM500(約12,000円)で彼女を購入し、その後野生生物局に引き渡しました。その後2023年6月10日にBSBCCに搬送されました。保護当時はとても小さく、頭と体にいくつかの傷が見受けられました。
特徴:
テノムは活発で元気いっぱいの子グマです。BSBCCスタッフが最初の保護に向かった時にはすでにケージの中で上下に登っていました。また不満なときには大きな声を上げ知らせてくれます。搬送された後も緊張や怯えている様子は一切見せずに寝室内のあらゆる部分を登ったり探検したりするのを止めませんでした(スタッフの方が冷や冷や!)。夜は、いつも枯葉の山の中でとても快適に眠っています。シロアリの巣とパパイヤが大好物で、遊んだり匂いを嗅いだり食べたりするのに何時間も費やしています。
テノムは現在野生復帰を目指して「タビン自然保護区」内の区画でリハビリ中です。