
2024年末、ジュライニ含め4頭のマレーグマが白内障の手術を受け、無事成功したことをご報告いたします。
目の濁りが消え視力が大幅に回復した上、眼圧が高くなることで生じる痛みもとることができました✨
ジュライニは術後しばらく安静にしていましたが、今週からまた森林エリアに出始めて、とても生き生きとしています!
BSBCCが白内障の手術を行うのは初めて。
目はとてもデリケートなので、地元の白内障手術のスペシャリスト(人間の眼科医)をお招きし、獣医師と協同で手術が行われました👩⚕️
マレーグマたちのために診療時間外にBSBCCに来てくださった眼科医の先生、ありがとうございました。
実はBSBCCの保護個体は約半数が15歳以上。
2008年に施設が設立されたと同時に州内の違法飼育や劣悪な環境の動物園からマレーグマたちを一気に引き取り、その子達が野生復帰できずにBSBCCで過ごしているため、だんだん高齢の個体が増えてきました。
BSBCCではマレーグマたちが心身ともに健康に過ごせることを目標として掲げています。
そのため、高齢個体へのケアは欠かせません。
眼科や歯科など、獣医師だけでは対応が難しい専門的な技術も、専門家を世界中から呼び、今後もマレーグマの健康維持に努めてまいります。
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